→つづき
駅員?おじさんは、荷物預かり所内へ一緒に入ってきた。そこへ、他のおじさんが来て、ロッカーの錠前を開けてくれる。預ける前に、値段を聞いても、ノープロブレムと言って全然、相手にしてくれなかったおじさん。そこで、疑問を感じながらも、ちゃんと値段を確認せず荷物を預けてしまった私たち…。
荷物を受け取る段階で、「いくら?」と効くと10£と言われた。そりゃ、高い!!たった5,6時間で、そりゃないでしょう。カイロのホテルで夜まで預かってもらった時だって6£だったのに。「カイロのラムセス駅は1£よ!」と言うと、小さな荷物用のロッカーを指差し、「これが3£だ」と言う。じゃ、6£でいいじゃん。6£で交渉成立。この交渉の間、駅員?おじさんは、私たちの荷物をさっさとかついでホームで待っていた。おいおい。待ってくれ〜。絶対、バクシーシを要求されるなー。それでも、駅員?おじさんはスタスタ進み、ファーストクラスの車両に案内してくれる。列車の中で、やっと荷物をおろしてくれ、なんと10£を請求される。それも高すぎだろ(笑)荷物は2つだったけど、1.7£くらいしかチップをあげなかった。(しかも、10pt札が2枚…。初めて見た小銭。)小銭がなかったから、ごめんよ、おじさん。「こんなのいらねー!」と10pt札におじさん激怒!でも、だからって請求額の10£はやりたくないもの。「これで充分でしょ。うちらはお金がないの。ハラース!」とムリヤリ話を終わらす。一部始終を見ていた列車の乗務員のメガネおじさんは何も言わなかった。やれやれ…と座席について一安心。
ファーストクラスと言っても、エアコン、全然効いてないんですけど。暑いなーと思っていると、乗務員が来て、エアコンが効かないから隣の車両に移れと言われる。なんだ、ちゃんと効くじゃん。涼し〜♪
そこへ、また乗務員らしきおじさんがやってきて、小声で「バクシーシ、バクシーシ!」とささやく。この人には何もしてもらってないので、「なんで?」と聞くと「Thief,thief」と言ってきた。さっきの荷物バクシーシ騒動を目撃していたメガネおじさんから、いろいろ聞いたんだろうな。だからって、泥棒呼ばわりかい!バクシーシはあきらめたようだけど、すげームカツク。
(後で、列車を降りる時、欧米系のバックパッカーの間で、この10£は悪評だった。荷物を持たせた人はいなかったみたい…。)
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