昨日、カイロのタハリール周辺のファーストフードに行ったときのことを書こう（書き忘れてた）。

　ポテトとジュースを食べた後、2階のトイレへ行くと、トイレの前に少年が2人いた。急に、辺りを掃除しだした。嫌な予感。女子トイレには女の人が入ってるのに（ドアが開いたときに洗面所の様子が見えた）、「今、掃除中だから」と言う。それに、なぜか「手に持っている荷物をここに（トイレ前）置いてけ。トイレの中には持って入れないことになっているから。」だって！バカげてる！！あやしすぎるっ！「イヤだ。」と答える。それでも、トイレに入れてくれないのはきっと、中に入っているエジプト人女性がトイレから出て誰もいなくなってから、バクシーシをねだるつもりなんだろう…。

　トイレに入るのやめようかな？！と身を引くと、「ノー・プロブレム！（こう言われる時は、だいたい問題ありなんだけど…）どうぞ、どうぞ！！」と１回分くらいのトイレットペーパーを握らされ、肩を押された。トイレットペーパーは持ってるんだけどなぁ。

　結局、トイレに入ってしまった…。個室の中では、あらかじめ50pt札をポケットに入れてから、洗面所に出た。きっと、財布の中身を見られたら、その札くれーって言われちゃうから。女子トイレ専用の洗面所には2人の少年しかいなくて（入ってくんなよー！）、お手拭き用のペーパーを手渡してきた。
「チップちょうだい！」
やっぱりねー。他に人が入ってこないところを見ると、トイレの外に「清掃中」の札でも出してるのかな？！　50pt札を少年の1人に渡した。
不満そう（笑）
「これだけ？」と言われたが、「ケダ・キファーヤ（これで十分）！」と言い返した。少年が「キファーヤ？」と言いながら、ニッと微笑む。アラビア語を知っているのか？というような目つきだった（実際は、知らないんだけどね）。横にいるもう1人の少年が「オレの分は？」と聞いてきた。「じゃ、この使っていないペーパーはいらなーい」とお手拭き用ペーパーを突っ返す。そうすると、お金をもらったほうの少年が「いいよ、いいよ！持っててよ！」と言ってきた。おもいっきり笑顔で「マッサラ−マ（さよなら）」と言ったら、なぜか握手を求められ（笑）、無事、トイレを出ることができた。ふー。
　ホントは、この少年たちにお金をあげる必要がないような気もするけど…。でも、本当に掃除している少年たちだったら、チップは必要か…。違うような気もするけど。